【完】春紫苑







ただ、美琴?


本当に愛してるんだよ。


だから、守りたいんだ。




何があっても守りたかったんだ。


それだけは分かってくれ。


こんな愛し方しか出来なくてごめん。




好きで、好きで、たまんなくて。


何があってもこの想いは変わんない。




俺には、ずっと前から

美琴しかいなかったんだ。





俺が一番、美琴を苦しめてるって分かってたのに

ほんとは五年前、手離しておくべきだったのに。