将光。 貴方はなにも聞かないのね。 どうして、病院を飛び出したのか。 将光、あなたは。 いつだって、全て分かってるかと言うように、なにも言わずに。 どうして、そっと見守り続けるの? どうして、平気なの? 私は不安なのに。 なにも知らないことが、不安で不安で仕方がないのに。 世の中には知らない方が幸せなこともある。 そう言われても私は全てを知りたかった。 私が弱いから。 私は弱くて、ダメで。 どうしようもない人間だから。 自分は、全てを話さないくせに、勝手だよね。