「………あっ」 "手術中" 赤くボンヤリと光っていたランプが消えたのを真っ先に気付いたのは、やっぱり将光だった。 「お嬢様」 真面目な顔つきで手術室から現れた先生は、静かに私の名前を呼んだ。 震えが収まったのは、先生の顔は真面目さの中にも優しさを見つけられたから。 「大丈夫ですよ。安心なされてください」 そう言って、先生はふわっと笑ってみせた。 「美琴っ!」