仕方がないな~と言いながらアイスを買いに行った流の背中を笑顔で見送った。 「なんだかんだ言って買いにいくんだよね、いっつも」 「だな」 隣で笑う将光が愛しくて。 ほら、ちゃんといるじゃない。 私が好きで仕方がなかった将光は、ちゃんとここにいる。 大量のアイスを抱えた流が帰ってきたのはそれから数分後のことだった。