報道陣からは決して見えないであろう位置。 電柱があるため、死角になるのだろう。 まぁ、こちら側から見れば丸見えだけど。 西野さんに気付かれないようにそっと近づく。 秘書の彼だったら、何か知ってるかもしれない。 お父様が関わっているのは多分……間違いない。 認めたくなんかないけど、そうだろう。 「………西野……さん」