【完】春紫苑




「りゅ……」





その時、私の腕を掴んでた将光の手が離された。





「勝手にしろ」





そう言って自分の席へと戻っていった。



将光……。





「行こう、美琴」


「え、あ……」






将光を気にしながらも私は流に腕を引かれながら教室を後にした。