【完】春紫苑





──乾いた音が響いた。


そして、私の顔に再び鈍い痛みが走った。






「お前お前とは親に向かって何て言う口の聞き方なんだ!!黙って聞いていれば好き放題言いやがって……」





おや?

オヤ?

……親?




あんたが、親?






「ハハハハハハ……」