『デートしたい』 『一回でいいから、定番の恋人って感じのことがしたい』 せっかく、夏休みなんだから・・・・・・ 色々と頭の中で、妄想を繰り広げているわたしを、少しずつ秒針の音が現実へと引き戻していく。 いつまで経っても、返信のない携帯。 少しずつ気持ちに余裕がなくなっていくなか、自然と携帯の画面を。 いつまでも、真っ暗なままの画面を、何度も見ている自分がいた。