「いい加減素直になれよ」
「じゅーぶん!素直なんですけどっ」
…全然素直だと思ったことない。
「木嶋」
「ん?」
「玉の輿なら、医者よりスポーツ選手のがよくね?」
「へっ?…うん、まぁね」
「…お前鈍いな」
「は!?」
その言葉、アンタに1番言われたくないね。
鈍い?…冴えてるわよ、あたしは。
「スポーツ選手と合コン出来ないもん」
「…身近にいんだろ、スポーツ選手」
「え?…いない」
なにを言いたいんだ、澄田は。
スポーツ選手…だったら澄田がいいのに。
「…スポーツ選手は論外?」
「ありに決まってるでしょ」
「じゃあ野球選手のお嫁さんか?」
…そ、んなの…。
ねぇ澄田は一体なにをしたいの?
澄田は…なにを言わせたいの?
「…野球、もいいんじゃない?」
「…うそだな」
「え?」
「お前、嘘つくとき耳に髪かけるもんな」
「…!」
なんで…そんなのわかるのよ。
なんで…見てるの。

