「めぐ…早く起きて」
「……」
「めぐを充電しなきゃもうぶっ倒れそう」
早く、起きろ。
抱き締めて、キスしたい。
1ヶ月って言った自分を呪いたくなった。
1週間にしとけばと…。
――ガラッ…
「めぐちゃーん♪…って波留!」
「あ、明里!?」
「すっ飛んで来たんだ」
「当たり前だ」
「相変わらずなめぐちゃんラブなんだ?」
クスッと笑いながら聞いてきた明里。
久しぶりに見る明里は少しフワッとした雰囲気が漂ってる。
…つかなんか太った?
丸くなった気が…。
「明里、太った?」
「…波留の観察力はなめれないね〜」
そう笑いながら言う明里。
でもさっきとは違ってなんだか苦しそうな笑顔だ。
明里とは何年も居たんだ。
少しの変化くらいわかる。

