まるで夢の中にいるみたい。


周りの風景がストップモーションのよう。


おかしいな、人込みの息苦しさなんて感じない。


お花畑を安部くんに連れられて歩いてるみたいだよ。


時折、鼻をくすぐる人形焼の甘い匂いでここは浅草なんだって思い出すけど。




甘い夢のひととき。


ずっと続いてほしい。




そう思っていた。