「いや、もういいっすよ」


話を聞くとまだ中学3年生だったらしい。


樹先輩と同じくらいの身長だから、私よりは年上かと思っていたけれど。


「でもさ、毎回あんな感じで再開してるの?」


「そうっすね。元々この辺は暴走族なんていなくて、面白半分で始めたことなんで、本気の喧嘩とかやったことないっす」


そうだったんだぁ。