「……っうー……」 「お湯なのか涙なのか分かんないよ」 「……お、お湯だもん……」 「近くで見なきゃ分かんない」 「…………!」 スッと差し出された彼の右手。 こちらへ来い、という意味らしいのだが……。 「へ、変なことしない?」 「する」 「! じゃあ、いかない……!」 真っ赤な顔でそう抵抗すると……。 彼はまたいじわるを言う。