冷えていた肌を、じんわりとお湯が暖めていく。 まるで雲の上にふわふわと浮かんでいるような、気持ちのいい感覚。 ボーッとしていると、眠気まで襲ってきそうなしまつだ。 目の前には彼がいるのだというのに、妙に心地よくて安心できる。 「寝るなよ」 「ビャッ」 いつのまにかうっとりとしていると、彼の指先によって跳ねたお湯が顔にかかって変な声が出た。 くすりと彼が笑う。