そして、気づいたわたしのひとつの癖。 大事な時は、『夏樹くん』と昔のように呼んでしまうこと。 「夏樹くん、わたしもね。 愛してるよ──────」 さっきより、もっともっと熱くなったあなたの頬。 こうやって、ずっとふたりでお互いの頬を染め合いましょう? そして、手を繋いでいけば、遠くなることはないから。