「…冷てーじゃん」 そういって、手を繋いでくれる。 「悠雅の手…温かいね」 そう、笑いながら言うと… はぁ… っと、ため息をついて、 「お前の手が冷てーんだよ」 という悠雅。 まぁ…確かにちょっと薄着で出てきちゃったかも… そう思っていると… 離れた手。 ふと、隣を見ると… ぱさっとあたしの肩にかかった、温かい物。 「え…悠雅……」 「着とけ。風邪ひくぞ?」 自分の上着を脱いで、あたしに掛けてくれた悠雅。