あたしに触れていた手は だらんっとして、 あたしの膝の上に落ちる。 「…っ…!いやっ!!」 ぽんっと肩に置かれた手。 現実が認められなくて… 震えながら、振り返る。 「大丈夫、助かるよ」 チャラ男さんは、前までとは 違う… とてもまっすぐで、きれいな 光を、瞳に浮かべていた。