幸せすぎて、胸元の ネックレスを握りしめる。 これが、あたしの癖だった。 十字路の交差点。 歩道の信号は青。 いつも通りに渡ろうとした。 悠雅と、手をつないで。 プーーーーーっ!! 体の中まで響くクラックション。 どんっと、なにかに背中が押された 気がして、あたしは地面に倒れ込む。 目の前が、真っ暗になった。