ぼんやりとした頭で、それを手首に近付けていく。 これで、償えるのか。 「・・・まあ、やってみないと分からない、か」 プツッと、音がした気がする。 それとともに、畳に赤い雫が落ちた。 フッと、口元に笑みが浮かぶ。 そのまま、壁にもたれ座り込んだ。 部屋には、誰もいない。 土方さんも、土方さんの小姓の鉄之助君も。