でも、おかしい。 田畠が部活に来ないなんて 「・・・はぁ・・・・・・」 ふいにため息が洩れる 「かーえろ。」 まだ少し明るいうちに 帰らないと、 また不審者に会ってしまうから。 ・・・そしたら、また 田畠が助けてくれるだろうか? ないないない。 そんなことぜったいない! バッグを取って 部室を出る。 私はこのあと、 見たくないような光景を 見ることになる。