「・・・そ。」 自分で聞いたくせに 無愛想だった でも、なんだか 喋ってるとドキドキして 顔が熱くなった 「なにか、用?」 「あ、いえ、なんでもないでっす!・・・では!」 なんだかその場にいるのが 恥ずかしくなって 武道場から逃げ出した それ以来私は、 ずっと智史さんのことが好き。 智史さんが剣道してるとこが、大好き。 「・・・んもうっ、よっぽど惚れてるね、あんた。」 「・・・うん、自分でもそう思う。」