警察が駆けつけた時、部長は私の部屋の一番上の押し入れの中にいた。
一番上には何も入っていないからか、いくら臭いがしてきてもそこまで調べることは無かった。
部屋にはたくさんの消臭剤が置いてあった。家の前のドラッグストアーで部長が買ったのだろう。
その大量の消臭剤を押し入れの中に入れてあった衣装ケースの周りにずらりと並べていたらしい。
そこにあった衣装ケースは私が買ったものじゃない。
部屋に入った瞬間に警察はこれがなんの臭いだか瞬時に判断し、押し入れで一心不乱に消臭剤を並べている部長を引きずり下ろし、衣装ケースを確認した。
部長は顔を左右に振りながら意味の分からない言葉を発し続けていたらしい。
鑑識が入って部屋中をくまなく調べ、部長の指紋や体液の発見に至り、そのままどこかへ連れていかれたということだ。

