目覚めた時に一番始めに目に入ったのは敏夫の顔だ。
私はあのまま病院に運ばれて、意識を飛ばしている間に全ての検査を受けたらしい。下腹部が痛いのはそのためだろうか。
あのDVDを観た敏夫は、あの男を殺す! とまで言い出したらしいが、塔野さんがいてくれてよかった。まずはそんなことよりも私の身体のケアが一番でしょ! と理性を引き戻してくれたらしい。
今出せる検査結果では以上は無かった。そこだけは一安心だ。
しかし、敏夫には申し訳ないと思う。
自分の彼女がこんなんなんて、嫌だと思う。
部長はどうなったかを聞いたら、敏夫と塔野さんは目を合わせて言いにくそうな顔をした。
私はベッドから痛む身体にムチを打ち、上半身を起こしてちゃんと話してと詰め寄った。

