黒い影は全裸になるとベッドの横に座り、私の髪を執拗に撫でつけている。そのまま頬をべたべたと撫でつけ、顔を近づけて顔中を舐め回している。
気持ちが悪くて吐きそうになった。身体中が震え、塔野さんが腕をさすってくれていなければ気がおかしくなりそうだ。
この後は...だいたい想像がつく。
影は布団の中に入り込み、そこで何をしているのかは映像には映っていないけど、ベッドから落とされる私が着ていたパジャマや下着を見れば嫌でも分かる。
黒い影...その男の息づかいが荒くなって、動きも加わった。
布団がめくれ、男の背中が画面に映し出された。汚い中年の背中だ。
激しさを増したかと思うとそのまま動きが止まった。
しばらく肩で息をすると、慣れた手つきで私に服を着せ始めた。
ゆっくりと自分も服を着て、こっちを振り返った。

