ドアを開けたからか臭いはするりと風の流れと共に部屋を流れて外へと押し流されていった。 偶然にも目の前はドラッグストアーだ。 消臭剤を買いに行く間、部屋を開けっ放しにしていてもなんてことないだろう。ほんの数分のことだ。 敏夫は財布だけ持って、鼻歌を歌いながら階段を降りて行った。