「ちょっと、それじゃ料理できな...」
「それも欲しいけどまずは......」
そのままベッドになだれこみ...
「ん? なんか変な臭いしない?」
「あ...やっぱり? 外の下水かなんかかなぁ」
「あー...ここ田舎だからな。しかも明日雨降るだろ?」
「そっか! 雨降る前って案外臭ったりするんだよね」
「だな」
ベッドで何回も上下を入れ替わって何回も何回も意識を飛ばした。料理は作りかけのまま、買ってきてくれたお酒もキッチンに置きっぱなしのまま、冷蔵庫に入れることもなく、疲れ果てて眠りについてしまった。

