「お父さんは・・・死にました」


「そっか」



僕は、隠さず全てを話した。


片岡の言った言葉は・・・隠した。


僕が、片岡に誠太郎が死んだ、と言った理由。


誠太郎が生きていると知ったら、誠太郎の命を狙う可能性があったからだ。


それだけは避けたかった。