「ああ・・・・・・沖田総司か」


奥の部屋から出てきた片岡は、驚きもせず、怯えもせず。


ただただ、楽しんでいるように見えた。



「誠太郎は生きてるか?」


「何で、あなたに言う必要があるんですか」



ニヤニヤと笑う片岡に、嫌悪感が募る。


誠太郎を殺そうとした奴に、どうして安否を言う必要があるんだ。