そんな奴、誰だろうと許しておかない。 死の制裁を下してやろう。 「総兄、ご、めん・・・なさい」 それを言ったきり、誠太郎は目を閉じてしまった。 そして・・・名前を呼んでも、返事が返ってくることはなかった。 丞君の調べにより、誠太郎の父親が誰なのか、家はどこなのか。 全て把握している。 僕は、そこをめがけて走った。