そこには―――― 背中から血を流す、息も絶え絶えの誠太郎の姿があった。 着物には、血と雨と泥が付いている。 走ってきたのだろうか・・・この状態で。 「誠太郎!? 何があったんですか!?」 永倉さんに抱きかかえられた誠太郎は、薄っすらと目を開ける。 「・・・総兄?」 「何があったんですか!?」