「まあ、いい。 明日誠太郎に聞いてみな」 僕から刀を離し、歩き去っていく。 僕が、それを見送ることしかできなかった。 「沖田組長! いいんですか?」 「いいよ、別に」 僕が逃がしてしまったのが、気に食わないのだろう。 だけど・・・ あいつとは、いずれ会うことになる。