「誠」


「なぁーに?」



クルッと振り返る誠。


影から漏れる、煌びやかな木漏れ日。


そんな中で、少し逞しくなった誠の姿。


そっと誠に近付き、僕は誠に笑いかける。



そして、誠の頭に、ポンッと手を置いた。





















「――――かくれんぼでも、しましょうか」






『月光の降る世界へ』☆~fin~☆