地味子が恋をした



「なんだよーうるせーな」


不機嫌そうに一誠が顔を出し
あたしを見て目を丸くさせた。


「あっ・・・・・・理央?
誰か わかんねーくらい
変身しちゃってるじゃん!」


「あんたを始めとしてバカにしてるやつに
見返してやりたくてね
イメチェンしたんだ!
どう?」


「どうって…いいんじゃない?わかんねー
でも外見は変わっても中身はまんまじやん」


「はぁ?どう言うこと?」


「男前なとこ?」


「あんたねー…!!!やっぱり最低」


とは
言っても少し笑えた。


「なんだよ?」



「ううん
ありがとうね
気を使ってくれて」


「まぁー
隣人だから仲良くしねーとな
利用できねーだろ?」


「そっかそっか!
醤油とか足りないとか…お米がないとか」


「あほか!(笑)」