「話聞いてよー!」


佳代子に電話して聞いてもらうことに…


佳代子は 始めは大人しく聞いてたが
次第に怒り出した。


「悔しいからさ その女に
仕返ししようよ」


そう思うけど あっちは一歩も二歩も上
次に何をしてくるかわかんない…
それを告げ


「かかわり合わないのが一番だよ」


「でもさー
理央は拓海くんのこと
好きだったんでしょう?」


何もかもが始めてのことで…
好きとか嫌いとか…思ってる間なく
この事実…


「うん…仕方ないね…
全部嘘だったんだから」


「明日 パーとやりますか!」


「明日…バイト…」


「休んじゃえ!」


「…でも…」


「熱が出たことにすればいいじゃん!
どうせ その調子で行っても
ミスるだけだよ~」


「…だね
ホントに頭痛くなってきちゃった」


「決まりね!」


佳代子はいいやつだ。