地味子が恋をした



一誠はいつもの通り 
冗談を入れたつもりなのだが
あたしはいつものように
『あははーそうみたい』
なんて返せるはずがない


黙っておこうと思ったのに・・・
口が勝手に話だす・・・


「あたしに彼氏なんか・・・
出来る・・・わけないよね・・・」


「なんだお前?」


「あんたのせい!!!
消えて!あたしの前から消えて!」


「訳わかんねーこと言うなよ
説明しろよ」


「あの人に聞けば?」


「誰だよ?」


「あんたの元カノ 千香さん」


「千香?千香が何で?」


「いちいちあたしに聞かないで!」


話途中で
あたしは自分の部屋へと入った。