この前偶然見た
一誠の可愛い彼女


血の気が引いたあたしは一歩下がった。


「あなた誰?」


ヤバイヤバイ!!!


最後になって鉢合わせなんて


「あっ!あたしは隣のもので
部屋の修理の間お世話になっただけで 
そんなヤマシイ関係でもなくて・・・」


必死に訴えるあたし


「それで?料理まで作ってる?」


「あ・・・いえ 明日には部屋が直るので 
お世話になったお礼にと 
思ったから・・・ごめんなさい
後は焼くだけなんで二人で食べて!
あっ!要らないか とりあえず ごめんなさい」


エプロンを丸めて あたしはバックを持ち
部屋を飛び出した。