「このアパートに住んでたんだぁー どこの階?」 「その人の隣」 あたしは、ヤツを指差した。 「一誠の隣なの? すごい偶然じゃん」 「まこちゃんは友達を見る目ないね!」 すると、二人同時に 『はぁ?』 と、言った。 「だってさ 彼女との修羅場をさ たまたま居合わせたあたしも巻き添えにして しかもあたしを新しい彼女?に仕立てて…超最悪」 「一誠 そんなことしたのか?」 「ああ あいつがしつこいんだよ!」 「あいつ?」 「千香だよ千香!」