私は正直に、なにがあったのか話した。
ヨシのことを悪く言いたくない。
だから、あったことだけを、まるでプリント用紙に箇条書きしたみたいに話した。
言ってみると、昨日あったことなんて、ほんのちょっとの言葉で終わってしまうことだったけれど――
どうしてどうして、こんなにこんなに、私の心は痛んでるんだろう。
とってもとっても、体の内側がさむなるんだろう。
「それは加奈ちゃんがヨシくんを本当に好きだからだよ」
そう、話し終わってから麻里亜ちゃんに言ってもらえて、なんだか嬉しかった。
私がどれだけヨシのこと好きか、わかってくれる人がいるって。
なんだかすごく励まされる。
きっとヨシも、そのうちわかってくれるって。
なんだかすごく勇気づけられる。
「うん。ありがと、麻里亜ちゃん」
だけど、どんなに勇気づけられても、この気持ちがなかなかヨシに伝わらない。
ううん、ヨシが、受け取ってくんない。
それを思い出すとやっぱりどうしても、どんなに意識して作った笑顔も曇っていく気がした。
ヨシのことを悪く言いたくない。
だから、あったことだけを、まるでプリント用紙に箇条書きしたみたいに話した。
言ってみると、昨日あったことなんて、ほんのちょっとの言葉で終わってしまうことだったけれど――
どうしてどうして、こんなにこんなに、私の心は痛んでるんだろう。
とってもとっても、体の内側がさむなるんだろう。
「それは加奈ちゃんがヨシくんを本当に好きだからだよ」
そう、話し終わってから麻里亜ちゃんに言ってもらえて、なんだか嬉しかった。
私がどれだけヨシのこと好きか、わかってくれる人がいるって。
なんだかすごく励まされる。
きっとヨシも、そのうちわかってくれるって。
なんだかすごく勇気づけられる。
「うん。ありがと、麻里亜ちゃん」
だけど、どんなに勇気づけられても、この気持ちがなかなかヨシに伝わらない。
ううん、ヨシが、受け取ってくんない。
それを思い出すとやっぱりどうしても、どんなに意識して作った笑顔も曇っていく気がした。

