メールの発信者は、中学校の友達、クラスメイトの西村麻里亜ちゃんだった。

懸命はシンプルに、だけど彼女らしくポップに、『おっはよん♪』。

内容は、今日の数学で行われる小テストの自信についてだった。

数学……小テスト……そんなの、忘れていました。

ヨシに怒鳴られたことと比べたらそんなの、全然なんてことないのに、泣きたくなる。

なんでこんなにみんな意地悪なの。

だから素直に、こう返した。

『もう死にそうだよー』