乙女系王子様

「姫乃が……、王子のこと本気で好きっていうなら――、ライバルだね!」



「……そう…なの?」



「てやっ」



「わあっ!?」



デコピンされた。

痛くはないけど、びっくりした。


思えば、海ちゃんの行動には驚いてばかりだ。



「ライバルでしょ定番でしょベタ過ぎて笑えるわ!」



「!?」



「負けないんだからね!」



私をビシッと指差してそれだけ言うと、海ちゃんは机に突っ伏して寝てしまった。



んん…?

勝ち負けなの…?



本気、かぁ。

それも…よくわからない、なぁ…