乙女系王子様

「!!」



や、やっぱりムカつかれていたんだ…!



「だーかーらーぁ。女の子じゃん?オトメじゃん?好きな人にはあんまり女の子とべたべたしてほしくないじゃん?」



「う…ぅん?そう、だね?」



あからさまに落ち込んだ私に、フォローをくれた海ちゃんの意見に同意すれば、しばらく見つめられた。

そして軽い溜息を吐かれた。


私から視線を王子に向けながら、海ちゃんが口を開く。



「…王子はさぁ、スキンシップ、好きだから、仕方ないの」



「あ…そうなんだ…」



王子…

やっぱりスキンシップ好きなんだ。



でも、日本人だよね…?

帰国子女とかなのかなぁ…?



私も海ちゃんにつられて、王子のほうを見る。


王子は拓真くんと前後に並んで寝ていた。

その二人のポーズが似ていて、なんだか可愛くて和んだ。