乙女系王子様

「…う…海ちゃん…は…、私が嫌い?」



海ちゃんを少し恐く感じてしまった私は、ふるふると震えながらも、何か言わなくちゃと思い切って、口を開く。


転校してきたばかりの私にとって、海ちゃんは、はじめての友達だ。


出来れば、嫌われたくない…

仲良くしたい。



「好きだよ?」



「――…ほぇ?」



「王子のこと抜きなら、好き。女友達イエーッ!」



パチン!

なぜかハイタッチ。


…つ、つい手が出てしまった。



「え、え?そうなの?ムカついてるとか、ないの?」



「え、ムカついてるよ?」



あっさり答える海ちゃん。

なんでそんなことを聞くのかとでもいうように首を傾げる。