乙女系王子様

俯き加減になったことでサラリと流れる金髪。

頬に影を作る長い睫毛。

整った鼻筋。



――どの角度で見ても、美しい。



「…………」



「ごちそうさま」



「…あ…うん」



王子が離れた。


その顔を見上げれば、ニコニコと笑っている。



あ…れ?

そういえば、



あまり考えていなかったが、ストローは1本だけだ。



つまり……?



楽しそうに笑っている王子。

そして私のほっぺをふにふにとつつく。



「ふふっ…間接キス……しちゃったわね」



「ッッ~~!?」



一気に顔が熱くなる。

もちろん関節キスなどという経験も、初めてだ。


バッ!と両手で頬を覆う。

赤くなっているであろう顔を隠すために。