乙女系王子様

皆からの賞賛の声を聞き、海ちゃんがソファにふんぞり返って言った。



「フハハ。そうでしょうそうでしょう。王子はリンゴ嬢だけは上手いのよ。もっと褒めなさい!崇めなさい!」



「なんでお前が偉そうなんだ」



拓真くんの鋭い突っ込みが入る。



「しかも“リンゴ嬢だけは”ってなによ。限定しないでちょうだいッ!」



三人がそんなことを言い合っている間に他の皆は、王子に続けーッ、と、ウタダやらグレイやらを入れていた。



「ひーめ?」



立っていた王子がまた私の隣に座る。



……………。


さ、さっきより…

距離が近い、ような…?



なんだか、恥ずかしい。

なんだか、気まずい。