桜なんてもうすっかり舞い散った6月――…
そんな中途半端な時期に転校することになった私、
天宮 姫乃(あまみや ひめの)。
今、とても大きな校門を見上げています。
それはどこぞのお屋敷の城門ですかという高さ、広さ、豪華さの門だった。
「いつ見ても大きいなぁ…」
転入手続きの為に初めて訪れた時に、ものすごく驚いた。
ちなみに、私の身長は148cm。
……………。
わ、私が小っちゃいんじゃないの!
門が大き過ぎるの!!
背伸びをしたところで大きさは変わらなかったし…
見上げるのを止め、足を踏み出し校門をくぐり職員室へ向かった。
今日からこの、“西一宮(にしいちのみや)高校”へ通います――。
そんな中途半端な時期に転校することになった私、
天宮 姫乃(あまみや ひめの)。
今、とても大きな校門を見上げています。
それはどこぞのお屋敷の城門ですかという高さ、広さ、豪華さの門だった。
「いつ見ても大きいなぁ…」
転入手続きの為に初めて訪れた時に、ものすごく驚いた。
ちなみに、私の身長は148cm。
……………。
わ、私が小っちゃいんじゃないの!
門が大き過ぎるの!!
背伸びをしたところで大きさは変わらなかったし…
見上げるのを止め、足を踏み出し校門をくぐり職員室へ向かった。
今日からこの、“西一宮(にしいちのみや)高校”へ通います――。