乙女系王子様

王子に着いて歩いていくと、海ちゃんと拓真くんが石段に座っていた。


「あ、姫乃ー!だいじょぶだった?まあ、うん、よくあるよくある」


「お前は…素直に謝れ。姫乃チャン、大丈夫?ごめんね」


軽く言った海ちゃんの頭を拓真くんが小突いた。


「痛ぁ…わかってるよ!姫乃、ごめんね。着いてきてると思って、サクサク進んじゃった…」


「ううん、ありがとう。大丈夫だよ。こっちこそごめんね」


そう言い終わった瞬間、大きな音が響く。

打ち上げが始まったらしい。


「わ、始まったね!」