***
「もうそろそろ花火が始まるわね」
「じゃあ、移動しよっか!いい場所チェックしてきたんだよう~」
周りを見渡せば、たしかに人が増えている。
小さな夏祭りしか行ったことがなかったので、こんなに人がたくさんいることに驚くと同時に人混みに揉まれて、私はちょっと酔っていた。
……暑いし、苦しい。
同じ方向に流れていることからみんな花火を見るために移動しているのだろう。
「……あ、れ?」
人にぶつかりそうになるのを必死で避けながらも、人混みに流されてしまう。
気付けば、王子たちを見失ってしまっていた。
王子は背も高いし金髪だって目立つから、少しくらい離れても見えていて一生懸命追っていたはずなのに…。
「あ。電話掛けてみようかな…」
巾着から携帯を取り出すと──…
「…わ、嘘…電池切れてる…」
「もうそろそろ花火が始まるわね」
「じゃあ、移動しよっか!いい場所チェックしてきたんだよう~」
周りを見渡せば、たしかに人が増えている。
小さな夏祭りしか行ったことがなかったので、こんなに人がたくさんいることに驚くと同時に人混みに揉まれて、私はちょっと酔っていた。
……暑いし、苦しい。
同じ方向に流れていることからみんな花火を見るために移動しているのだろう。
「……あ、れ?」
人にぶつかりそうになるのを必死で避けながらも、人混みに流されてしまう。
気付けば、王子たちを見失ってしまっていた。
王子は背も高いし金髪だって目立つから、少しくらい離れても見えていて一生懸命追っていたはずなのに…。
「あ。電話掛けてみようかな…」
巾着から携帯を取り出すと──…
「…わ、嘘…電池切れてる…」


