すると王子がムッと拗ねた顔をした。
「仲良しなのもズルイ!」
「あ?普通だろ」
よく分からないことを言い出す王子を、きょとんとして見つめる。
「何よ、好きでこんなに大きくなったんじゃないわ!髪だって、真っ黒なんて地味だから金髪にしてやったのよ!目だって――」
「なになにィ~?また王子のヒステリー?」
王子のヒステリー(?)を聞き付けて駆け寄ってきた可愛い子は、海(うみ)ちゃん。
王子や拓真くんとは中学からの仲らしい。
「ヒステリーって言わないで頂戴ッ」
「もろヒステリーっしょ」
キャハハッと笑いながら王子のほっぺをつっついている。
「仲良しなのもズルイ!」
「あ?普通だろ」
よく分からないことを言い出す王子を、きょとんとして見つめる。
「何よ、好きでこんなに大きくなったんじゃないわ!髪だって、真っ黒なんて地味だから金髪にしてやったのよ!目だって――」
「なになにィ~?また王子のヒステリー?」
王子のヒステリー(?)を聞き付けて駆け寄ってきた可愛い子は、海(うみ)ちゃん。
王子や拓真くんとは中学からの仲らしい。
「ヒステリーって言わないで頂戴ッ」
「もろヒステリーっしょ」
キャハハッと笑いながら王子のほっぺをつっついている。