「か…るい…?」 震えた、声。 それでも俺は、止まらなかった。 「和弥にまで愛想振り撒いてさ、そんなにモテたいわけ?直先輩と付き合ってたとか言うけど嘘だろ」 「ちが…!」 「だって俺、お前のどこが可愛いかわかんねぇし。アミのが可愛くね?恭先生も智先生も大変だよな」 「…っ……」 「こんな幼児みてぇな妹もってさ?俺だったら絶対嫌だね」 否定していた瑠羽は黙りはじめた。 いや、俺が黙らせたようなもんだよな。