「お前のきらーいな、数学だ」 「…別に!」 意地を張るそんな瑠羽も可愛くて、愛しくて。 …重症過ぎんだろ。 隣に座ると瑠羽は文句の嵐。 きっと…心の中で言っているつもりだろう。 …駄々漏れ&声がでかい。 「渡部!!お前文句言いやがって!」 “先生が悪いんじゃん!” そう意地を張るのだと、みんな思ってた。 だけど違った。 瑠羽は、泣いた。